朝の園庭 その2
昨日に引き続き、朝の園庭での様子をお伝えします。
「先生、来てください!」
どうやら、トラブルが起きたようです。ブランコの順番をめぐり、お互いに自分の主張を譲りません。本当は子どもたちだけで解決できるのが、理想ですが、今回は職員が間に入ります。
まず、職員が2人の主張をよく聞きます。AさんはBさんから、次は自分がブランコに乗れると言われたそうです。CさんはDさんから、次は自分だと言われたそうです。AさんとBさんは、それぞれが正しいと言い合っています。
どうやら、それぞれの主張は間違いではなく、どうしてこうなってしまったのかわからないようです。「じゃあ、どうしたらいいと思う?」職員が2人に問いかけます。こういうときに、しっかりと考えさせることが大切です。でも、今回は、なかなか解決策が見つかりません。そのとき・・・
「私が代わってあげる。」
隣で乗っていた子がブランコを譲ってくれました。
「ありがとう!」2人に笑顔が戻りました。
「今日はお友だちが譲ってくれてよかったね。次はあなたたちが譲ってあげてね。」
ブランコの順番を巡っては、このようなことがしばしば起こります。一つ一つのトラブルを丁寧に扱うことが、子どもたちの人間関係力を向上させることにつながります。
泥だんご作りが始まりました。自然と異年齢集団が出来上がります。
小さい子に、年長組さんが、泥だんご作りを教えています。土のこねかた、水の量など、優しく教えています。
年長組さんは、とてもじょうずに泥だんごを作ります。つくし組、ちゅうりっぷ組の子も、年長組さんをお手本に頑張ります。年下の子の気持ちを考えることも、人間関係力の向上につながっていきます。
「ちょっと水が多すぎから、ハンバーグにしたの。」
「このおだんごは、中に木の実をいれたの。」
「草を植えてみたの。大きくなるといいなあ。」
子どもたちの創造力は本当に素晴らしいです。
遊びのなかで、子どもたちはぐんぐん成長していきます。