ことばのじかん ゆり組
昨日はチャットGPTの素晴らしさをお知らせしました。
今日は、その使い方の難しさについてお伝えしたいと思います。
年長組のゆり組さんは、ことばのじかんの中で、絵本の読み聞かせに積極的に取り組んでいます。絵本の中にでてきた言葉について、理解を深めることを意図した時間です。
今日は、「さるかに合戦」を担任が子どもたちに読んであげました。終了後、聞いていて意味がわからない言葉をあげていきました。
まずは囲炉裏、見たことのない子どもたちがほとんどです。さっそく担任はチャットGPTに問いかけました。
「昔の日本の伝統的な暖房や調理のための設備だよ。床に掘った穴の中に火をおこして料理をしたり、部屋を暖めたりするんだよ。」
絵本の絵を見ながら、さらにわかりやすく担任が説明します。
次は「つぶばり」です。チャットGPTは、
「布を止めたり、何かを固定するための小さな釘みたいなものだよ。」
絵で確認しながら、小さな釘ということを確かめます。
ここまでは順調でしたが、チャットGPTを困らせてしまった言葉がありました。
「ごしょううす」「どまぐち」「ばんがた」
この3つの言葉は、チャットGPTからは適切な説明を聞くことができませんでした。
「ごしょううす」は「五升」と「臼」
「どまぐち」は「土間」の入口
「ばんがた」は「晩方」
としてチャットGPTに問うべきものかもしれません。複合語や、民話特有の言い回しなどについては、「人間」の介入が必要な場合があるようです。
ICTやAIと人間が協力することにより、様々な教育的効果が期待できるかもしれません。使い方を誤らないように留意したいと思います。
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