作法教室 年長組
今日は年長組さんの作法教室の3回目です。
ホールに行く途中の通路に飾られた七夕の飾りも子どもたちを見守っているようです。
今日の掛け軸は、「一期一会」
今日のお花は、「ガクアジサイ」と「ヤグルマカッコウ」です。
まず、掛け軸とお花を見て、心を落ち着けます。年長組さん、立派な態度です。
3回目、だんだんとレベルがあがってきました。
前回は、自分で飲むお茶を点てましたが、今日はお友だちに飲んでもらうお茶を点てます。少し子どもたちも緊張気味です。
お菓子係の子が、お友だちにお菓子を配ります。
お菓子の取り方にも作法があります。「お先に」「どうぞ」・・みんな真剣です。
箸の取り方、持ち方もしっかりと教えていただきます。
畳の座り方、立ち方・・・難しいようです。まだまだスムーズはいきませんが、みんな一生懸命です。
やっとお菓子が食べられます。ようじで半分に切ろうとしますが、なかなか切れません。
でもやはりお菓子は魅力的です。食べ始めると、緊張がほぐれます。笑顔も見られます。
食べ終わると、きちんとようじを拭いてしまいます。
さて、半分の子どもたちは、お友だちにお茶を点てるために待機しています。
いよいよお茶を点てます。今日はお友だちのためにお茶を点てます。
「手首を使ってね。」「上下に優しくね。」
秋澤先生のアドバイスをしっかりと守ろうと頑張ります。とても立派です。
点てたお茶をお友だちに飲んでもらいます。
「おいしくできたかなあ?」ちょっと心配そうな子もいます。
お友だちは、美味しそうに飲んでくれるのを見て、ほっとしているようです。
前回、自分で点てたお茶を飲んだときよりも、多くの子が、お友だちが点てたお茶を全部飲むことができました。「おいしかった!」この一言が、また子どもたちの次回への意欲となっていきます。
作法教室を通して、子どもたちは様々なことを学んでいます。
仁神堂幼稚園で子どもたちに身につけさせようとしている「人間関係力」や「自己有用感」の育成には大きな効果があると思っています。その他、日本に古来から伝わる礼儀の大切さ、そして我慢する心・・・貴重な体験を今後も子どもたちに提供していきたいと思います。